1番恥ずかしかったこと
入院の日。
緊急入院だったから、
あれこれ必要なのメモ紙書いて
旦那さんに持ってきてとお願いした。
そしたらディズニーの大きなファスナーバック
いーっぱいの荷物が。
↓コレ
私がいるのは6人部屋。
今まで色んな病室みてきたけど、
今回の病室は過去最高の狭さ。
そんなデカイ荷物入らない。
術後1日目でまだ起き上がれないから
荷ほどきもお願いして置き場所を指定。
すると出てくるわ出てくるわ不必要な
品々。
術後って大概 傷を治そうと体が戦うから
熱出るし、体は熱い。
なのに、真冬の雪山用みたいな私のソックスに
旦那の分厚いソックス。
普通の靴下はなし。
あとヒートテックの長Tとか
頼んだパジャマ以外にこれまた旦那さんの
厚手ズボンが ⁇
彼なりに冷えたらいけないからと
あれこれ気を揉んで追加で入れてくれたらしい。
結局、持ってきた半分が不要品で持ち帰ることに。
私は傷が痛くてイライラしてたけど、
旦那は「この半分は僕の愛情だと思ってね」
とサラッと言い笑顔で帰ってった。
空振りの愛情でも、彼なりには考えたんだろう。
今となっては笑えるけど、
あの日は本当に噴火しそうだった。
で、1人になったのでテレビを見た。
これまた旦那私物のオーディオ用イヤホンが入ってたから、ありがたく使う。テレビの音声が
めちゃくちゃクリア。感心してたのも束の間
途中リハビリ兼ねてトイレ歩行したら、
手洗いの鏡にみすぼらしい黒い斑点つけた
自分が写ってる。
⁇
自分の頬と耳に無数の黒い燃えかすの
灰?みたいなのがついてるの。
慌てて顔拭いて、ベッドに戻ると
頭元と床にも燃えかすみたいな黒いのがある。
よく見るとイヤホンの耳当て部分の黒ビニールが劣化しててボロボロになってた。
いつのイヤホンだよ!
傷が痛いのに、枕元やらベッド柵・床そうじ
するはめになり、洗顔はしなおしだし、
さんざんだった。
イヤホンの大惨事は旦那さんに話したのに、
翌日もその次も新しいのは届かないから、
私なりに汚れないようにしてみた。
↓コレ
耳当て部分をティッシュでくるんで髪ゴムでしばる。これで汚れなくて快適テレビ鑑賞。
退院日、主治医が突然病室にきて
「今回は色々大変だったね、お大事にね。」
と言った後 笑いながら去ってった。
私はティッシュで応急処置したイヤホンで
テレビ見てたから
顔から火が出るほど恥ずかしかった。
でも辛いことが多い入院生活で
笑える瞬間があったのは救いだったの
かもしれない。